『妊活』は、新しい命を授かるためのとても前向きな活動です。
では具体的に『妊活』とは、いつ、どんな事をすれば良いのでしょうか?
『妊活』についてまとめてみました。
いつから始める?
実際に『妊活』を始めた時期やきっかけというのは、ひとそれぞれです。
- 結婚したから。
- 行為はあるのに子供ができないから。
- 年齢が心配になってきたから。
- 周りの人(家族や両親)から勧められたから。
理由は様々でも、根本的なきっかけは「赤ちゃんを授かりたい」という気持ちが生まれたときです。
その気持ちを大切にして、具体的に妊娠するために勉強したり、体の調子を整えたりすることが『妊活』です。
女性は35歳以上で「高齢出産」となり、様々なリスクも増加すると言われています。年々晩婚化が進む昨今では、、結婚後すぐに『妊活』を始める方が増えてきました。
(※女性の平均初婚年齢は29.4歳。2014年の時点)
『妊活』を「将来、子供を授かるための活動」と捉えれば、『妊活』を始めるのにふさわしい時期は「今すぐ」だといえるでしょう。
次は、妊活はなにから始めれば良いのか、まとめてみたいと思います。
なにから始める?
赤ちゃんを授かるために、まずは自分の体について知ることがとても大切です。

生理をチェック
周期が不規則だったり、量が多すぎたり少なすぎたりしてないか。
生理痛が重い。
子宮や卵巣に問題がある場合は、生理から何かしらのサインを見つける事ができます。そのためにも、自分の生理のサイクルなどをしっかりと把握する事が大切です。
基礎体温を記録する
基礎体温から、生理のタイミングや排卵のタイミングが分かります。
基礎体温のグラフが理想的な形であれば排卵などが正常であるといえます。
ただし、1ヶ月の記録だけでは判断が難しいので、最低でも3ヶ月は記録を取りましょう。また心配な事があれば、婦人科を受診しましょう。
その際にも、基礎体温の記録が必要となりますので、基礎体温は日頃から記録をつけておくことをお勧めします。
体調を見直す
- 冷え症
- 肩こり
- 便秘
- 下痢
- 頭痛
このような症状があると妊娠の妨げになる場合があります。元気な赤ちゃんを授かるためには、自分の体も健康でないといけませんよね。
妊活の成功率UP!には、妊娠しやすい子宮環境作り!
生活を見直す
体調を整えるためにも、日々の生活を規則正しくする事を心がけましょう。
- 早寝早起きをする。
- 朝ご飯をきちんと食べる。
- 適度な運動をする。
- 無理なダイエットをしない。
- ストレスをためない。
- 禁煙する。
葉酸
『妊活』を始めたら、葉酸も適量摂取するのが理想です。
葉酸とはビタミンの一種。妊娠初期に不足すると胎児の成長に影響が出る可能性があり、神経管閉鎖障害などの発症リスクが高くなると言われています。
妊活にとって大切な栄養素ですが、水溶性のビタミンのため調理時に失われてしまう事が多く、食事からは摂取しにくいのが難点です。そのため必要量を摂取できる葉酸サプリメントを活用するのが良いです。
パートナーと共に
『妊活』は男女のパートナー一緒に取り組むのが理想です。
女性だけが張り切って、男性の気持ちが置いてけぼり。その結果、うまく男性からの協力が得られないというケースもあります。
『妊活』を始める前に、話し合う機会を持つ事がとても大切です。
妊娠の仕組みや妊娠後の女性の体の変化についても、男性は知らない事が多いと思います。
そのような事も含めて、いつ、どのような形で『妊活』をするのか、そのために今からできる事はなんなのか等を話し合えると良いと思います。
お互いの理解が深ければ、気持ちがすれちがったりする事も少なくなり、もし不妊治療をうけるとなった時にも協力していけると思います。
赤ちゃんを授かるために
自然に赤ちゃんを授かればそれが一番ですよね。
ですが、単純に考えて妊娠できるチャンスは1年に12回しかありません。加えて、女性の妊娠しやすい年齢は20歳〜24歳がピークだと言われています。
結婚する年齢が上昇している事からも、積極的に「妊活」をする必要性があるのです。
赤ちゃんを授かりたいカップルが一般的に多く試すのが「タイミング法」です。

タイミング法
タイミング法は排卵日に性交をおこない自然妊娠を図る方法です。基礎体温を計ったり、排卵検査薬を使用して排卵のタイミングを合わせます。
また、病院で排卵を検査してタイミングを指導してもらう方法もあります。
タイミング法が適しているカップルは、女性が33歳以下の年齢・生理周期が規則正しい・子宮、卵巣、精子が正常などです。
タイミング法が上手くいかない場合は、早めに婦人科に相談しましょう。
一般的に妊娠を希望しているカップルが2年以上妊娠しない場合は、不妊症の可能性が考えられます。
不妊治療も時間との戦いになる場合があるので、後から後悔しないためにも不安を感じたら婦人科を受診することが大切だと思います。
不妊治療とは
タイミング法で妊娠しない場合、一般的に半年をめどに次の治療に進む事が多いようです。
妊娠しづらい原因を探し、その原因を治療する事。
妊娠の確率を高める事。
不妊治療は「ステップアップ治療」といって、結果が出ない場合には次の方法に進んでいきます。
どのくらいの期間で次のステップに進むのかは、カップルの年齢や希望、ドクターの判断によります。

女性がおこなう不妊検査
生理周期に合わせて検査を行うので、すべての検査を終えるまでに2ヶ月ほどかかります。
- 排卵期
- 黄体期
- 月経期
- 卵胞期
この4つの生理周期のそれぞれでホルモン検査などをおこないます。
男性がおこなう不妊検査
・精液検査
採取した精液を検査します。精液の量、濃度、精子運動率、奇形率、生存率などを調べます。
体調によって検査結果が左右されるので、何度か検査を繰り返す場合もあります。
・ホルモン検査
ホルモンの値が正常か調べます。
血液から調べるので、採血のみの短時間の検査になります。
一般的なスッテップアップ
不妊治療の進み方は、カップルによってそれぞれですが一般的に、タイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精と進んでいく事が多いようです。
人工授精=採取した精液を子宮内に注入する方法。受精しやすくサポートするだけなので自然妊娠に近い。
体外受精=採取した卵子と精子を体外で出会わせ、受精したら子宮内に戻す方法。
顕微授精=採取した卵子に採取した精子を注入し受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法。
ステップアップするほど、より方法が高度になっていきますが、それに伴い身体的負担と費用面の負担も増えていきます。
年齢や症状によっては、最初から高度な不妊治療を選択するケースもあります。

命と向き合う
『妊活』には、はっきりとした正解も決まった手順もありません。
始めのも、やめるのも自分たちの判断です。
『妊活』を初めて、すぐに命を授かる事もあります。長く不妊治療を続ける事もあります。諦める決断をする事もあります。
どんな時もパートナー同士が理解し合い、支え合うのが大切です。
『妊活』を通して、自分の体と向かい合い、パートナーとの人生と向かい合うのは、素晴らしい事だと思います。
自分にあった『妊活』が見つかるお手伝いができれば嬉しいです。
『妊活』とは?
最近では「活」のつく新しい言葉を良く耳にするようになりました。
「婚活」=結婚活動。結婚相手を見つけるための積極的な活動。
「終活」=人生の終わりをどのように迎えるかを考える事。
またその事を通じて自分らしく生きる活動。
「妊活」=子供を授かるための活動。
妊娠について学んだり、妊娠するために自分の体を見直したり、
パートナー同士と理解を深めたりする。
これらの言葉は、目標を持って活動していくということなので、人生に前向きな活動だと思います。
またこのようにネーミングをする事で厳しい状況を明るく捉えられます。
『妊活』という言葉も、「子づくり」という直接的な表現よりも使いやすくイメージも明るいので普及しているんだと思います。

葉酸サプリの活用
冒頭でも紹介しましたが、『妊活中』そして『妊娠中』に必須な栄養素が『葉酸』です。
過剰摂取に副作用がある葉酸は、必要量をちょうど良い量で摂取できる、葉酸サプリメントを活用するオススメ。最近の葉酸サプリには、葉酸以外に妊娠するのに必要な栄養素をプラスアルファされたものがたくさん販売されています。
「どれを選べばいいか」、「何を基準に選べばいいか分からない」という方のために、葉酸はもとより、プラスアルファで追加された栄養素から妊娠に効果がありそうなサプリメントをランキングでご紹介します。
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