
完全母乳にするかミルクと混合にするか。赤ちゃんがお腹にいる頃からいろんな情報を耳にしてお母さんも悩んでしまうところだと思います。では実際どうすればいいのでしょうか。
母乳の出かた、量は人によって様々
生後1ヶ月の赤ちゃんは母乳の吸う力が弱く、また少し飲むと疲れて寝てしまいます。お母さんの体力も戻りきっていない時期なので授乳間隔が短いこの時期は赤ちゃんもお母さんも大変です。うまくいかないことがストレスとなり、母乳の量に影響してしまうことも。
産院の指導方針にもよりますが、最初の1〜2ヶ月はミルクと混合の方がお母さんが大多数です。乳腺マッサージや授乳回数を重ねることにより母乳の量も増えていきますので心配し過ぎないことも大切です。
母乳を与えることが刺激となり母乳も出やすくなってきますので、母乳育児を目指している方はミルクの量は多すぎないように気をつけましょう。
母乳育児
母乳のメリット
母乳に含まれる免疫が病気に対する抵抗となる
赤ちゃんのあごの発達によい
子宮の回復が早い(赤ちゃんが乳頭を吸うことで子宮の収縮が促される)
ミルク代がかからない
お母さんの産後ダイエットにもなる
デメリット
授乳間隔が短いので赤ちゃんもお母さんもはじめは大変
授乳の場所を選ぶので外出がしにくい。
赤ちゃんを預けての外出がしにくい。
乳房、乳頭のトラブルがおきる
卒乳しにくい
ミルク育児
ミルクのメリット
赤ちゃんがミルクをどれだけ飲んだか量がわかる
お母さん以外の家族も授乳ができる
外出先でも場所を選ばず授乳できる
ミルク⇒フォローアップミルク⇒コップで牛乳へと哺乳瓶から卒乳しやすい
デメリット
ミルク作りや哺乳瓶消毒などの手間がかかる
子宮の回復が遅れがちになる(赤ちゃんが乳頭を吸うことで子宮の収縮が促される)
母乳に含まれる免疫力がもらえない
外出の際は哺乳瓶など荷物が増える
最後に
産後2〜3日の母乳は「初乳」といわれ栄養価が高く免疫力を高める働きをもっています。完全ミルクを考えている人も初乳だけはしっかりあげまよう。
初めての妊娠の方は特に出産前から完全母乳にこだわりすぎると、思うように母乳が出ない事をストレスに感じたり、ミルクを使うことに罪悪感を感じるかもしれません。母乳の出方も赤ちゃんの吸いも人それぞれなのでまずは赤ちゃんの健康を第一に考えましょう。
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