知っておきたい「妊娠のメカニズム」

なんとなく「妊娠」というものを理解してはいるけれど、体の中で起こっている妊娠までの複雑なプロセスってよくわかりません。

妊娠のメカニズムを理解することは、とても重要です。
子供を望む人だけではなく、男性も女性も正しい知識を身につけることが望ましいと思います。

妊娠のメカニズムを調べてみました。

妊娠成立までのプロセス

  1. 排卵
  2. 排卵した卵子が卵管へ移動
  3. 受精
  4. 受精卵が子宮内に着床

ごく簡単に説明すると、このような流れになります。
この中になにか一つでも問題があると、妊娠しにくくなってしまいます。
一つずつ詳しく分析してみましょう。

排卵

卵巣から卵子が飛び出ることを排卵といいます。
およそ生理の2週間前が排卵になります。
基礎体温で説明すると、低温から高温になる境目に排卵が起きると考えられます。

卵巣の中の卵胞という袋の中に、卵子は入っています。
最初は8㎜くらいの卵子が成熟し18〜20㎜くらいの大きさになると、卵胞の皮が破れ卵子が飛び出します。
これが排卵です。
卵胞の中の卵子を成熟させるのも、成熟した卵子を排卵させるのも、ホルモンの作用によりおこなわれます。
ホルモンバランスが崩れていると、排卵が遅れたり排卵しなかったりしてしまいます。
排卵が遅れるとその分だけ生理も遅くなりますから、妊娠を望む場合のタイミングはとりづらくなります。
排卵していない(無排卵)の場合は、生理が来ることはありませんし、不正出血を起こすこともあります。

卵子が卵管へ移動

排卵した卵子は、卵管へ移動します。
排卵後の卵子は24時間しか生存することができません。
精子は個人差はありますが2日〜数日間は生存することができます。
卵管に吸い上げられるようにして移動し、卵管の一番広い場所(卵管膨大部)で精子と出会い受精します。
卵子と精子が生存しているうちに卵管で出会わなくては受精は成立しません。

受精

精子の数は数億匹といわれていますが、受精の場所となる卵管膨大部に辿り着くのは約100匹前後だといわれています。
多くの精子は脱落してしまうのです。
卵子に辿り着いた精子のうち、たった一匹の精子が卵子と結合します。
卵子と精子が融合して一つの細胞になります。
これが受精です。

着床

受精した卵子と精子は、受精卵となり細胞分裂を繰り返しながら子宮内へ移動して行きます。
受精から4〜5日で子宮内にたどり着くといわれています。
受精卵は受精から約6日ほどで『胚盤胞』という状態になっています。
着床とは、胚盤胞が子宮の内膜と結合することです。
つまり受精卵が母親の体と結びつくことを、着床と言います。
この段階で妊娠となりますが、受精卵が無事に着床する確率は20〜30%といわれています。

まとめ

このように妊娠が成立するためには多くの過程があり、そのどれもが正常におこなわれなければ、妊娠しにくくなってしまいます。
妊娠を望み、妊娠に向けた体作りや生活の見直しなどの『妊活』をおこなっている方の参考になれば幸いです。