妊婦はどうして足がつるの? 妊娠中のこむら返りの原因と対処法

妊娠中に足がつる・こむら返りがおきる 原因と対処法

妊娠中の女性には、さまざまなマイナートラブルが起こります。

マイナートラブルとは?
治療の必要はないが、不快な症状のこと。
妊娠中のマイナートラブルは、便秘・動悸・息切れ・イライラする・眠気など多くあります。
医学的には大きな問題はないため、周囲に理解してもらえなかったり、辛さを無理に我慢してしまう傾向があります。

その中でも多いのが、足がつる(こむら返り)です。
ふくらはぎが突然、ピーンと張りかたくなって足を動かせなくなる状態です。
この時、足は筋肉が異常に収縮して硬直したり、痙攣したりしています。

マイナートラブルの中でも「足がつる」というのは痛みが伴い、とても辛いトラブルです。
それまで足がつったことがなく、妊娠して初めて足がつり、その痛さにビックリして取り乱す人もいるそうです。

どうして「足がつる」のか、その原因と対処法について詳しく見ていきたいと思います。

足がつる原因

「足がつる」のは、突然おきるうえに痛みがともない非常にやっかいですね。
一般的には疲れがたまっていたり、寝ている時に足がつってしまうことが多いようです。
その他にも夏場で汗をかくことが多かったり、脱水気味になるとおこる場合もあります。

妊娠中は足がつりやすくなります。
それは、妊娠による身体の変化が関係しているからです。

妊婦の足がつりやすい3つの原因
① 血行不良
② お腹の重み
③ ミネラル不足

お腹が大きくなる妊娠後期になるにつれ、「足がつる」ことが増えるそうです。
妊娠初期や中期の頃から、対策をしておくのが良いと思います。

原因① 血行不良

血行不良「冷え」
妊婦は血行が悪くなりがちです。
なかなか運動ができない状況の上に、妊娠後期はお腹が重くなり体を動かすのがおっくうになり、ますます運動不足になる傾向があるからです。
運動不足は血行不良を招きます。

運動不足になると体の筋肉量が減り、筋肉運動が低下し血液の流れや発熱が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると「冷え」をおこし足の筋肉がかたくなってしまいます。
そのため、収縮をおこしやすくなり「足がつる」のです。

「冷え」は妊婦の大敵
「足がつる」以外にも「冷え」はさまざまなトラブルを招きます。
「冷え」は血液の流れが滞る状態です。
それにより、妊婦には次のような影響が出ることもあります。
・つわりが重くなる
・腰痛や便秘
・足のむくみ
・お腹がはりやすくなる

「冷え」対策
妊娠中は冷えやすいので、「冷え」になる前から早めに対策をしましょう。
冬はもちろん、夏もエアコンなどで身体が冷えないように対策をすることをおすすめします。

①運動
運動によって血行を促進しましょう。
軽めのウォーキングやストレッチが手軽でおすすめです。
運動の際には、水分補給は必ずおこなってくださいね。

運動は、出産のための体力づくりや気分転換にも最適です。
ただし妊婦の運動に、無理は禁物です。
かかりつけの医師に相談し、適切な運動を取り入れてください。

②食事
食べ物には「体を冷やす食べ物」と「体をあたためる食べ物」があります。
体をあたためる食べ物を摂り、体を内側からあたためましょう。
夏場は特に、冷たい飲み物をたくさん摂りがちですので注意しましょう。

体をあたためる食べ物は、冬が旬の野菜や根菜です。
具体的には、ニンジン・ねぎ・カボチャ・レンコン・ゴボウ・生姜などです。
栄養バランスに気をつけながら、上手に食事に取り入れるのがベストです。

③服装
体を冷やさないように、服装にを気を配りましょう。
お腹と足の「冷え」には、特に注意が必要です。
あたたかい靴下や、腹巻きを活用すると良いでしょう。

体をあたためる服装をする場合の注意点は、体を締め付けないようにすることです。
重ね着をしすぎたり、ゴムが強いものを着ると血管を圧迫してしまい、血流が悪くなり逆効果になってしまいます。

④入浴
シャワーだけですまさずに、湯船で体を温めましょう。
リラックスもできるのでおすすめです。
ぬるめのお風呂にゆっくりとつかるのが効果的です。

ただし、妊娠中は入浴中にのぼせやすくなったり、気分が悪くなることもあるので注意が必要です。

原因② お腹の重み

お腹の重みからくる負担
妊娠後期になると、どんどんお腹が大きく重くなります。
お腹が重くなると、お腹を支えるために歩き方や姿勢が変化します。
そうすると背筋や腹筋、足の筋肉に負担がかかります。
足の負担が大きくなると、血流も悪くなります。

また、骨盤も妊娠中はゆるむのでゆがみやすくなっています。
骨盤のゆがみも足の筋肉に影響を与えて、「足がつる」原因になってしまいます。

対策
骨盤のゆがみには「骨盤ベルト」などのグッズを利用するのも良いと思います。
「骨盤ベルト」は、骨盤を正常な位置に戻すことができるものです。

骨盤を正常な位置に戻すと、産後の骨盤のケアもできる上に、足への悪影響も防いでくれます。
使用する場合には、かかりつけの医師に相談してください。
お腹がはりやすい方などは、使用しない方が良い場合があります。

原因③ ミネラル不足

ミネラル不足
ミネラルが不足すると足がつりやすくなります。
ミネラルとは具体的に「カルシウム」や「マグネシウム」などです。

血液の中のミネラルが不足すると、筋肉が興奮しやすくなり異常収縮をおこすことがあります。
特に妊娠中は、お腹の赤ちゃんに栄養が送られるので、妊婦の体のミネラルが不足し足がつりやすくなるようです。

対策
ミネラル不足は食事のメニューを見直し、カルシウムやマグネシウムを摂りいれるようにしましょう。
体の冷え対策にもなるので、あたたかいスープなどで食べると良いと思います。

カルシウムが豊富な食材は、魚・牛乳・チーズ・しらす干しなどです。
マグネシウムが豊富な食材は、豆類・わかめ・ひじき・きのこ・ゴマなどです。

実際に足がつってしまったら

予防を心がけていても、どうしても足がつることはあると思います。
実際に足がつってしまったときはどうしたら良いのでしょうか。

まずは落ち着いて
足がつってしまうと、痛みのため思わず息を止めてしまいがちです。
呼吸を止めてしまうと、お腹がはってしまったりするので、まずは落ち着きましょう。

また、立っている時に足がつってしまった時は、転倒に充分気をつけてください。
座れる場所であれば、腰をゆっくりと下ろしましょう。
座れないような場所の場合は、転倒防止のためにどこかにつかまると良いと思います。

効果的なストレッチの方法
足がつった時は、ふくらはぎの筋肉の中で一番大きい腓腹筋が収縮している状態です。
縮んでいる筋肉を伸ばしてあげなくてはいけません。

ふくらはぎを伸ばすため、足のつま先をつかんでアキレス腱を伸ばすような感じで引っ張ります。
そのままの状態で10秒ほどキープします。
手を離して、痛みがまだあるようなら、再び引っ張り10秒ほどキープ。
痛みがなくなるまで、これを繰り返します。

妊娠後期はお腹が大きくなり、自分で足を引っ張るのが難しくなってきます。
ご主人や家族に、ふくらはぎが伸びるように足の裏を押してもらうと良いと思います。
事前に足がつったら、どのように足を押すのか話し合っておくと安心です。

足がつった時に近くに助けてくれる人がいない時は、壁に足の裏を押しあててふくらはぎを伸ばします。
くれぐれも転倒しないように、おちついてストレッチをおこなってください。

足がつった後は
足がつった後も痛みがなんとなく残ることがあります。
「足がつる」のは、筋肉の異常収縮です。
足がつった後にきちんとケアをしないと、筋肉が炎症をおこす場合もあります。

おさまった後には「優しくマッサージ」と「あたためる」ことが大切です。
お風呂に入った時に、ふくらはぎを優しくマッサージするのがオススメです。

何度も繰り返し辛い場合は、無理して我慢せずにかかりつけの医師に相談してみてください。
湿布薬を処方してくれる医師の方もいらっしゃいます。

 

まとめ

妊婦のマイナートラブル「足がつる」
「足がつる」とは、筋肉が異常収縮し、痙攣したり痛くなったりする状態です。

妊婦が「足がつる」3つの原因
①血行不良
②お腹の重み
③ミネラル不足

妊娠中の体の変化によって、妊婦はよく「足がつる」状態です。
妊娠後期になるにつれて、お腹が大きくなり大半の妊婦が「足がつる」マイナートラブルを体験するそうです。

予防方法
血行不良による「冷え」を防ぐ。
・運動をする。
・体をあたためる食べ物を食事に取り入れる。
・体を冷やさない服装を心がける。
・湯船に入ってあたたまる。

お腹の重みによる足の筋肉への負担を減らす。
・骨盤ベルトの利用を検討する。

ミネラル不足を解消する。
・ミネラル(カルシウムやマグネシウム)が不足すると、筋肉が異常収縮しやすくなる。
・バランスよく食事にとりいれるようにする。
・カルシウムが豊富な食材は、魚・牛乳・チーズ・しらす干しなど。
・マグネシウムが豊富な食材は、豆類・わかめ・ひじき・きのこ・ゴマなど。

足がつった時の対処法
・ふくらはぎの筋肉が伸びるようにストレッチをする。
・サポートしてくれる人がいれば、足の裏を押してもらう。
・お腹が大きくて足を引っ張るのが難しい時は、タオルや壁を利用してストレッチする。
・つった後のケアに、入浴時にふくらはぎを優しくマッサージする。

「足がつる」妊婦のマイナートラブルは、妊娠中だけの期間限定のものがほとんどです。
だからといって、無理や我慢は禁物です。
ストレスはお腹の赤ちゃんにも良くないですね。

おだやかなマタニティライフを過ごすためにも、まわりに理解してもらい、協力してもらいましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

葉子

こんにちは、葉子です(^^) 現在二児の女の子の子育て中。 妊娠、お産、子育てはすごく大変ですけど、こどもの笑顔を見ているとそんな苦労なんて一瞬で吹き飛ぶほど幸せな気持ちになります。 現在三人目を計画中ですが、楽しんで妊活していきたいです♪