男性の100人に1人みられる不妊症「無精子症」

不妊治療は男女ともに協力しておこなうべきなのですが、男性が検査を嫌がり拒否することも多く見られます。

これは妊娠し出産するのは女性なので、不妊の原因は女性にあるのだろうという意識がいまだにあるからだと思います。
しかし、不妊の原因の比率は男女ほぼ同じですので、不妊の原因の半分は男性側にあるのです。

男性不妊の中でも無精子症は男性の100人に1人にみられ、背液の中に精子がまったくいない状態です。
無精子症とはどのようなものか、症状、種類、妊娠の可能性などについてまとめてみました。

無精子症とは

男性不妊の造精機能障害のうちの一つです。
精子を作り出す機能そのものに問題があります。
無精子症は、精液の中に精子が存在しないもので造精機能障害の中では重い症状になります。
射精しても精子が体外に排出されないので、そのままでは自然妊娠はしません。
卵子と精子が出会って受精卵にならなければ妊娠しませんので、治療が必要になります。
不妊治療を受けるためには、早い段階で男性も検査を受けるべきです。

閉塞性無精子症

無精子症には「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」二つの種類があります。
閉塞性無精子症は、精子の通り道が塞がっているため精子が通れない状態です。
精子の通り道である精巣輸出管や精管、射精管が、尿路感染・性感染症・鼠蹊ヘルニアの手術の後遺症により閉塞することが原因です。

精巣内では精子が作られていますので、治療によっては妊娠は可能です。
女性側に不妊の原因がなくカップルの年齢が35歳未満の場合には、精路再建手術という治療方法があります。
精子の通り道を調べ、この手術により無精子症そのものを治療します。
手術が成功すると、精子が通るようになるので自然妊娠が可能になります。

もしくは、精巣内の精子を直接採取し顕微授精をおこないます。
閉塞性無精子症は、精巣内に精子があるので採取ができれば、妊娠の可能性があります。

非閉塞性無精子症

それに対し非閉塞性無精子症は、精巣の精子を作る機能自体に問題があるか、ホルモンの異常が考えられます。
非閉塞性無精子症は精巣内で精子が作られていない状態です。
治療により、精子が一匹でも見つかれば妊娠の可能性はあります。

ホルモン異常が原因であれば、ホルモン剤の注射により精子が出現する可能性があります。
精巣内の一部分で精子が作られている場合は、MD-TESEという方法で精子または精子になる前の細胞を探して採取します。
採取ができれば顕微授精によって妊娠の可能性があります。

まとめ

男性不妊の無精子症は、精液の中に精子が存在しません。
このままでは妊娠は困難ですが、検査を受け適切な治療を受ければ、妊娠の可能性はゼロではありません。
大切なのは、男性も不妊治療のための検査を早い段階で受けるということです。

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