葉酸の副作用による「小児ぜんそく」について

お腹に赤ちゃんがやってくると、食事にも気を使い始める人も多いはず。

葉酸がお腹の赤ちゃんに良いと聞き、ブロッコリーや枝豆、レバーを食事に取り入れ、さらに不足しないように葉酸サプリメントを飲み始める女性が増えています。

実際に、厚生労働省が葉酸を食事とサプリメントの両方から摂取することを推奨しています。
これは葉酸が、お腹の中の赤ちゃんの成長を促す重要な栄養素だからです。
葉酸が不足すると、神経管奇形(胎児の脳や脊髄の成長が不十分な時に起きる先天異常の一つ)がおこり、それにより流産や死産につながる可能性があるからです。

葉酸が不足するとどうなるのでしょう。

葉酸不足により、お腹の赤ちゃんが神経管奇形(胎児の脳や脊髄の成長が十分におこなわれずにおこる先天異常)を生じ、それによって流産や死産につながることも。
また、葉酸には造血作用もあるので、不足すると貧血を起こすこともあります。

葉酸がお母さんと、お腹の赤ちゃんに必要な栄養素ということは分かりました。
では、葉酸を摂りすぎるとどうなるのでしょうか?
葉酸の過剰摂取による『葉酸過敏症』で、様々な症状が出る可能性があります。

『葉酸過敏症』の症状とは。

葉酸過敏症の症状は発熱、じんましん、かゆみ、呼吸障害、食欲不振、吐き気、むくみ、不眠症などです。
さらに、その中の一つに、生まれた赤ちゃんの小児ぜんそくの確率が高くなるというものも最近分かってきました。

葉酸の過剰摂取による小児ぜんそくのリスク。

2009年 オーストラリアのアデレード大学の研究者が、実験結果を報告をしたことで広く知られることになりました。
小児ぜんそくは、重度の場合は呼吸困難、チアノーゼを起こす病気です。

この実験の結果だけを鵜呑みにして、葉酸を遠ざけてしまうのは危険だと思います。
なぜなら、この実験は妊娠後期(第30週〜34週)に限られた研究の結果だということです。
さらに合成葉酸を1日1000μgも摂取した場合に、葉酸を積極的に摂取していない子供より、小児ぜんそくのリスクが25%高まるというものです。

厚生労働省が推奨する葉酸の量

厚生労働省が推奨する葉酸の量は、女性が240μg、妊婦が倍の480μgです(2015年版 食事摂取基準より)
つまり、実験では1日1000μgですから、およそ2倍の葉酸を摂取していたわけです。

加えて、食品からの葉酸の体内吸収率は約50%と非常に吸収が難しい栄養素なのです。
葉酸の多く含まれた食事とサプリメントを併用しても、サプリメントの用法容量を守っていれば、1日の摂取の上限である1000μgをオーバーすることはまずないといってよいと思います。

あくまでも上限以上を摂取する『過剰摂取』によってひきおこされる副作用ということです。

過剰摂取を危惧することよりも、葉酸の重要性と必要性を改めて認識していただきたいと思います。

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葉子

こんにちは、葉子です(^^) 現在二児の女の子の子育て中。 妊娠、お産、子育てはすごく大変ですけど、こどもの笑顔を見ているとそんな苦労なんて一瞬で吹き飛ぶほど幸せな気持ちになります。 現在三人目を計画中ですが、楽しんで妊活していきたいです♪